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寒中の木の芽
かんちゅうのきのめ
作品ID1215
著者内村 鑑三
文字遣い新字旧仮名
底本 「内村鑑三全集3 1894-1896」 岩波書店
1982(昭和57)年12月20日
入力者ゆうき
校正者ちはる
公開 / 更新2000-11-02 / 2014-09-17
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

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本文より




一、春の枝に花あり
  夏の枝に葉あり
  秋の枝に果あり
  冬の枝に慰あり

二、花散りて後に
  葉落ちて後に
  果失せて後に
  芽は枝に顕はる

三、嗚呼憂に沈むものよ
  嗚呼不幸をかこつものよ
  嗚呼冀望の失せしものよ
  春陽の期近し

四、春の枝に花あり
  夏の枝に葉あり
  秋の枝に果あり
  冬の枝に慰あり



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