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はしがき(『十二年の手紙』その一)
はしがき(『じゅうにねんのてがみ』そのいち)
作品ID15997
著者宮本 百合子
文字遣い新字新仮名
底本 「宮本百合子全集 第三十巻」 新日本出版社
1986(昭和61)年3月20日
初出「十二年の手紙」1950(昭和25)年6月
入力者柴田卓治
校正者土屋隆
公開 / 更新2007-12-27 / 2014-09-21
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

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本文より




 この往復書簡集三巻におさめられている宮本顕治・宮本百合子の手紙は、一九三四年十二月から一九四五年八月十五日、日本の無条件降伏後、治安維持法が撤廃されて、十月十日網走刑務所から顕治が解放されるまでにとりかわされた書簡、百合子凡そ千余通、顕治四百通ほどの手紙の中からえらび出されたものである。
 一九三二年三月下旬、宮本顕治はプロレタリア文化団体に加えられた弾圧によって非合法生活に入った。そして一九三三年十二月、スパイの手引によって検挙され、一ヵ年間留置場生活を経て、未決におくられた。往復書簡は自然、その一年間の出来事にもふれているので、「十二年の手紙」とされている。
   一九五〇年六月五日
〔一九五〇年六月〕



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