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ベーシック英語
ベーシックえいご
著者
文字遣い旧字旧仮名
底本 「ベーシック英語」 研究社
1941(昭和16)年4月20日
入力者田中敬三
校正者土屋隆
公開 / 更新2008-09-29 / 2014-09-21
長さの目安約 94 ページ(500字/頁で計算)
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本文より

[#底本ではここにオグデンによるベーシック・ワードのリストが掲げてあるが、オグデンの著作権は現在保護期間中なので、省略する。]
[#改丁]

          はしがき

 此の小稿は Basic English の基礎理論と組織との概要及び英語教育に於けるその價値を出來るだけ平明に解説しようと試みたものである。Basic は決して850語の單なる list に止まるものではないのである。動的であつて有機的なそれ自體一つの纒つた組織を成し、その運用によつて日常の用を辨じ得る仕組になつてゐるのである。然も Basic は總て英語の傳統に從つて考案され、英語の特異性が十分に利用されたものであるから、その研究は英語研究の全體的見地から考へて見て、決して無駄なことではないと思はれる。
 我國に於いては、Basic の組織をよく理解してゐる人が比較的尠いやうに思はれる。幸に讀者諸氏が本稿によつて、Basic の如何なるものであるかを理解せられて、更にその關係文獻を渉獵するの勞を惜まず、檢討を加へられて Basic の組織を全體として眺め、その長所を採つて英語教育に應用せられるならば、筆者の幸福のみに止まらないであらうと思ふ。
   昭和十六年三月
高田力
[#改丁]

          目次

はしがき
[#挿絵]. ベーシック英語
[#挿絵]. 考案の起源と展開
[#挿絵]. 語彙制限の諸原則
 1. 動詞の排除
 2. 贅語の排除
 3. 意味の擴張と特殊化
 4. 複合語
 5. -er, -ing, -ed の語尾
 6. 慣用句
[#挿絵]. ベーシック選集
 1. 簡單なる動作
 2. 複雜なる動作
 3. その他の注意
[#挿絵]. ベーシックと英語教育
[#挿絵]. 文例
[#改丁]

          [#挿絵]. ベーシック英語

 Basic English(基本英語)は如何なる英語であるか簡單に言ふならば、元來多くの點で最も簡易化の可能性に富む英語の持つ用辭上の特異性を利用して、複雜なる思想をも、人間の生活意識に最も必要なる要素的な語彙のみで言ひ表はし得るやうに、大英語を合理的に壓縮整理して得た、それ自體有機的な一つの纒つた組織を成す簡易化された小英語とも言ふべきものである。而して、英語が世界に於いて通用範圍が最も大きいと言ふ點から、極めて短期間に習得しうる國際補助語とする意圖を以て、英國ケムブリッヂの言語心理學者オグデン(C.K. Ogden, 1889- ――)氏によつて、多年苦心研究の結果案出されたものである。
 Basic English の組織の主體を成すものは850語であつて、それを分類すれば、「作用詞」(operators)と名づける動詞16語、助動詞 may(might), will(would)(及び「作用詞」中の be…

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