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一九二五年より一九二七年一月まで
せんきゅうひゃくにじゅうごねんよりせんきゅうひゃくにじゅうしちねんいちがつまで
著者
文字遣い新字新仮名
底本 「宮本百合子全集 第十八巻」 新日本出版社
1981(昭和56)年5月30日
初出「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社、1981(昭和56)年5月30日
入力者柴田卓治
校正者土屋隆
公開 / 更新2007-09-17 / 2014-09-21
長さの目安約 32 ページ(500字/頁で計算)
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本文より

 ○パオリのこと
 ○父と娘との散策
 ○武藤のこと
 ○貴婦人御あいての若い女
 ○夢(二)
 ○隣の職工の会話
 ○夜の大雨の心持。
 ○小野、山岡、島野、(態度 言葉 顔)
 ○十月一日(十四夜月)
 ○日々草(十月)
 ×柳やの女中のこと。巡査、おかみ、円覚寺の寺男。
 ○肝癪のいろいろ
 [#挿絵]十月の百花園
 ○部屋をかりに行った中野近くの医者、

     パオリ

 オランダ人。伊太利らしいパオリという名をつけて。よせ芸人
一、神田辺の日本下宿
一、彼の部屋の雑然さ
一、下宿の女中、片ことの日本語 英語の会話、女中たちのエクサイトメント
一、パオリの幸福

     父娘の散策

 人のよい気の小さい若い好奇心のある父、(田舎からでもよい)
 娘、タイピストか何か、始めて自分の小使を父のために使う その心持、
 娘、あの職業婦人タイプ

     武藤のこと

 彼女の体
 眼つき
 押しのつよさ
 独占慾
 子供や同輩を皆手下あつかいにする。淋しさから来るそういう癖。

     老貴婦人のお相手の若い女の哀れさ

 ○老婦人の趣味で着物をきる。
 ○絶間ない我ままと小言
  (悪意のない、然し勝手な、例、)
「さあ、一寸これをよんでおくれ、まあ何て下らないんだろう、すぐピーターに御礼を云ってかえして下さい、――おや、お前さん、まだ着かえがすまないの、仕様のない人だこと、いつでも私はまたされる うんざりですよ my dear.」
「今日のお天気はどう?」
「よろしゅうございます」
「そうじゃあないだろう、風が出たらしいじゃあないか、窓をあけて御覧 ホラ、もう出かけるのはおやめですよ、大層おめかしが出来たね」

 In society, she played the most pitiable role. Everybody knew her, and nobody paid her any attention.
 She was very self-conscious, and she looked about her with impatience for a deliverer to come to her rescue.

     或夢(父上の見た)

 崖の上を歩いて居た。下は海だ。ふと見ると、牛が二匹泳いで来る。一匹は真直に来るが、もう一匹の方はつかれたと見えて、三角州のようになって居る彼方にそれてゆく。こんどは人間が流れて来た、三人で皆長髪だ。ああいやだなと人を呼びにゆくところで、目がさめた。
 その三人が長髪であったので、さめたあとまでいやな心持がして仕様がないから、電報を打とうかと思ったよ、そしてこんな馬鹿な想像をしたのさ、スエ子が居るから、若し海岸でも散歩しようときかないで出て、何かあやまちでもあったかと思ってね。
母…

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