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ロミオとヂュリエット
ロミオとジュリエット
副題03 ロミオとヂュリエット
03 ロミオとジュリエット
原題ROMEO AND JULIET
著者
翻訳者坪内 逍遥
文字遣い旧字旧仮名
底本 「ロミオとヂュリエット 新修シェークスピヤ全集 第二十五卷」 中央公論社
1933(昭和8)年10月30日
入力者osawa
校正者土屋隆
公開 / 更新2010-08-15 / 2014-09-21
長さの目安約 141 ページ(500字/頁で計算)
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本文より

    登場人名

エスカラス、[#挿絵]ローナの領主。
パーリス、領主の親族、年若き貴公子。
キャピューレット┐
        ├相確執せる二名族の長者。
モンタギュー  ┘
キャピューレットが一族の一老人(叔父)。
ローミオー、モンタギューの息。
マーキューシオー、領主の親族にしてローミオーの友。
ベン[#挿絵]ーリオー、モンタギューの甥にしてローミオーの友。
チッバルト、キャピューレットが妻の甥。
ロレンス法師、フランシス派の僧。
ヂョン、同じ派の僧。
バルターザー、ローミオーの下人。
サンプソン(或ひはサムソン)┐
              ├キャピューレット家の下人。
グレゴリー         ┘
ピーター、ヂューリエットが乳母の下人。
エーブラハム、モンタギューの下人。
藥種屋の老人。
樂人甲、乙、丙。
パーリスの侍童。他の侍童。警吏一人。
モンタギュー夫人、モンタギューの妻。
キャピューレット夫人、キャピューレットの妻。
ヂューリエット、キャピューレットの女。
ヂューリエットの乳母。

其他[#挿絵]ローナの市民。兩家の親族。假裝舞踏者、門衞、
番衆、侍者等。
序詞役。

場所   [#挿絵]ローナ。マンチュア。
(本文は、譯詞との釣合ひ上、固有名詞の發音に手心を加へたる部分あり。但し爰に録したるものが最も正しきに近しと知られたし。)
[#改丁]

ロミオとヂュリエット


序詞



序詞役出る。

序詞役 威權相如く二名族が、
處は花の[#挿絵]ローナにて、
古き怨恨を又も新たに、
血で血を洗ふ市内鬪爭。
かゝる怨家の胎内より薄運の二情人、
惡縁慘く破れて身を宿怨と共に埋む。
死の影の附纒ふ危き戀の履歴、
子等が非業に果てぬるまでは、
如何にしても解けかねし親々の忿、
是れぞ今より二時間の吾等が演劇、
御心長く御覽ぜられさふらはゞ、
足はぬ所は相勵みて償ひ申さん。
序詞役入る。
[#改ページ]

第一幕


第一場  [#挿絵]ローナ。街上。

カピューレット家の下人サンプソンとグレゴリーとが劍と楯とを持って出る。
サン  やい、グレゴリー、誓言ぢゃ、こちとらは石炭なんぞは擔ぐまいぞよ、假にも。(不面目な賤しい仕事なんぞはすまいぞよ)。
グレ  さうとも/\、そんな事をすりゃ、奴隷も同然ぢゃわい。
サン  いやさ、俺が癇に障るが最後、すぐにも引ッこ拔いてくれようといふンぢゃ。
グレ  さうよなァ、頸根ッ子は、成ろうなら、頸輪(首枷)から引ッこ拔いてゐるがよいてや。(罪人にはならぬがよいてや)。
サン  俺が腹を立ったとなりゃ、忽ち(敵手をば)眞二つにしてくれる。
(以下、口合は邦語に直譯しては通ぜざれば、意を取りて義譯す。後段にも斯かる例しば/\あるべし。)
グレ  ところが、其立つまでが手間が取れうて。
サン  何の、すぐ立つわい、…

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