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「国語文化講座」監修者の言葉
「こくごぶんかこうざ」かんしゅうしゃのことば
著者
文字遣い新字旧仮名
底本 「岸田國士全集25」 岩波書店
1991(平成3)年8月8日
初出「国語文化講座第一巻 月報1」東京大阪朝日新聞社、1941(昭和16)年7月20日
入力者tatsuki
校正者門田裕志
公開 / 更新2010-03-29 / 2014-09-21
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より




 国語問題はもはや論議の時代を過ぎて、着着実践の時代にはひつてゐると云つていいが、私はなほこの問題の含む領域が一層広からんことを望んでゐる関係上、あらゆる方面に於ける意見が出つくして、そのすべてを解決にみちびくやうな方策が国家としてとらるべきだと信じてゐる。局部的な、或は本末を考へない主張の乱立、対峙をこの際一応吟味整理して、真にわれわれの日本語を豊かな純な、力強いものにする責任を国民全体の念願として果したいものである。
 朝日新聞社の『国語文化講座』の企ては、さういふ私の考へをみたしてくれる事業のひとつであつて、われわれの「言葉」を愛し、これを厳しく育ててゆかうとする熱意ある同胞諸君の指針となるものであらうと思ふ。



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