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いぬさん と おねこさん
いぬさん と おねこさん
著者
文字遣い新字旧仮名
底本 「日本児童文学大系 第二六巻」 ほるぷ出版
1978(昭和53)年11月30日
初出「子供之友」婦人之友社、1930(昭和5)年1月~2月
入力者菅野朋子
校正者noriko saito
公開 / 更新2011-09-24 / 2014-09-16
長さの目安約 2 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


ゑほん


 いぬさん と おねこさん が ストーヴ に あたりながら ハイカラな ゑほん を みて ゐました。

 いぬさん が まうしました。
「ぼく は なぜ こんな ハイカラな 犬 に うまれなかつたんだらう。このちぢれた毛 は どうだ」と じぶん の みじかい毛 を ひつぱりました。

「ああ あたし は どうして この ペルシヤねこに うまれなかつたんでせう。この 大きな 目[#挿絵]」と ゑほんの 猫を みて おねこさん は まうしました。
 二人 は がつかりして しまひました。が、ストーヴ の 火 が あんまり あたたかかつたので ねむつて しまひました。
 おしやうがつ ぐわんじつ の ばん のことで ありました。

さんぽ



 おねこさんが散歩してゐました。


 風が吹いてきて、お猫さんのかたかけが飛ばされました。かたかけは川の中へ。
 そこへ犬さんがやつてきて、二人で川のそこにしづんでゐるかたかけをみつけました。


「いぬさん。あなたは水およぎができるんでせう? とつて下さい。」とおねこさんがいひました。いぬさんは、
「こんなにさむくちやあ、とれない。なつになるまで待たう」と、いひました。


 それを見てゐた、あひるさんのおぢさんが、水の中にとびこんで、とつてくれました。
 二人は、あんまりうれしくて、おれいもいはずに家にかへりました。
 あひるのおぢさんは、ぶつ/\おこりましたが、のんきなおねこさんといぬさんは、それに気がつきませんでした。



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