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南洲手抄言志録
なんしゅうしゅしょうげんしろく
副題02 南洲言志録手抄序
02 なんしゅうげんしろくしゅしょうじょ
著者
文字遣い旧字旧仮名
底本 「西郷南洲遺訓」 岩波文庫、岩波書店
1939(昭和14)年2月2日
初出「南洲手抄言志録」1888(明治21)年5月17日
入力者田中哲郎
校正者川山隆
公開 / 更新2008-08-12 / 2014-09-21
長さの目安約 2 ページ(500字/頁で計算)
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本文より




佐藤一齋ノ言志録凡一千三十四條。行ハル二于世ニ一。西郷南洲手二抄シ其ノ一百餘條ヲ一。藏ス二于家ニ一。余嘗テ遊ビテ二鹿兒島ニ一而觀ルレ之ヲ。沙汰精確。旨義簡明。亦可シ三以テ窺フ二南洲之學識ヲ一矣。嗚呼南洲夙ニ抱キ二勤王之志ヲ一。致シ二匪躬之節ヲ一。間關崎嶇。死シテ而復タ蘇ル。謀ツテレ國ヲ而不レ謀ラレ身ヲ。身益困ジテ而人益信ズ。言志録ニ所レ謂ハ。我執ツテ二公情ヲ一以テ行フ二公事ヲ一。天下無シレ不ルレ服セ。南洲實二行セリ之ヲ一矣。徳川氏之末造。怠惰成シレ風ヲ。志氣衰弱ス。天厭ヒ二幕府ヲ一。將ニレ興サント二維新之大業ヲ一。南洲能ク率ヰ二大軍ヲ一夷ゲ二叛亂ヲ一。叱[#挿絵]一聲。萬軍披靡ス。非ズハレ得ルニ二士心ヲ一豈能ク如ナランレ是ノ乎。言志録ニ所レ謂ハ。因テ二民義ニ一以激シレ之ヲ。因テ二民欲ニ一以趨カスレ之ヲ。則民忘レテ二其ノ生ヲ一而致ス二其ノ死ヲ一。是レ可シ二以テ一戰ス一也。南洲實二行セリ之ヲ一矣。夫レ南洲之得二人心ヲ一。立ツル二功業ヲ一如シレ彼ノ。而晩節末路如シレ此ノ。可キレ惜シム也。此ノ編所レ載スル。毫モ無シ二與レ道相背クモノ一。後進之徒能ク讀マバレ之ヲ。可キ二以テ進ム一レ徳ニ也。可キ二以テ臨ンデレ死而不ル一レ畏レ也。余嘗テ聞ク。南洲之學術基クト二於餘姚ニ一。及テレ得ルニ二此ノ書ヲ一。始テ信ゼリ焉。近者余在リ二日南ニ一。閑散無シレ事。時ニ出シテ二此書ヲ一評スレ之ヲ。夫レ今古史乘不レ能ハレ無キレ謬リ。如キ二頼氏外史ノ一。問ヘバ二諸ヲ史官ニ一。則チ曰ヘリレ有リトレ謬リ矣。夫レ名家據リ二史傳ニ一。引用撰著ス。猶ホ且ツ然リ。況ヤ此ノ評ヲヤ。事實往々取ル二諸ヲ傳聞ニ一。未ダレ保セ二其ノ無キヲ一レ謬リ也。今將ニレ刻セントレ之ヲ。香竹先生爲ニ寫シレ字ヲ。毎ニ二一版成ル一。訂正シテ及ブ二筆意ニ一。余悦テ曰ク。吾ガ評不レ足ラレ讀ムニ。而其ノ書可シトレ法トス矣。
  明治丁亥六月
秋月種樹撰



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