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夏は青い空に……
なつはあおいそらに……
著者
文字遣い新字旧仮名
底本 「中原中也詩集」 角川文庫、角川書店
1968(昭和43)年12月10日改版
入力者ゆうき
校正者木浦
公開 / 更新2013-04-21 / 2014-09-16
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


夏は青い空に、白い雲を浮ばせ、
 わが嘆きをうたふ。
わが知らぬ、とほきとほきとほき深みにて
 青空は、白い雲を呼ぶ。

わが嘆きわが悲しみよ、かうべを昂げよ。
 ――記憶も、去るにあらずや……
湧き起る歓喜のためには
 人の情けも、小さきものとみゆるにあらずや

ああ、神様、これがすべてでございます、
 尽すなく尽さるるなく、
心のままにうたへる心こそ
 これがすべてでございます!

空のもと林の中に、たゆけくも
 仰ざまに眼をつむり、
白き雲、汝が胸の上を流れもゆけば、
 はてもなき平和の、汝がものとなるにあらずや



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