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手紙
てがみ
副題035 慶応二年八月十三日 森玄道、伊藤助太夫あて
035 けいおうにねんはちがつじゅうさんにち もりげんどう、いとうすけだゆうあて
著者
文字遣い新字旧仮名
底本 「龍馬の手紙、宮地佐一郎」 講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日
入力者Yanajin33
校正者Hanren
公開 / 更新2010-08-24 / 2014-09-21
長さの目安約 2 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


尚下の事件ハ三吉兄にも御申奉レ願候。
一筆啓上益御勇壮大賀至極奉レ存候。
扨時勢の事ハ一二、三吉兄の方に申上候間、御聞取可レ被レ遣候。扨此度使さし出候事ハ誠に小事件の可レ笑事ながら、又[#挿絵]御面遠を願奉るべしと希望仕候。其故ハ長崎の者小曽根英四郎と申売人、七月廿八日大坂の方より関に著船仕候。どふか其者ハ大坂町奉行より長崎健山奉行への手紙を懐中仕候よし、尤御召捕ニ相候はずの御事ニ候。然ニ彼者本ト悪心無レ之ものにて候。其故近日菅野角兵衛が蒸気船より関に参り候間、くハ敷申上候。本ト此小曽根なるものハ長崎ニては長州御屋鋪御出入の家なり。又此頃乙丑丸の用達を薩より申付候内ニて、浪士等長崎ニ出てハ、此小曽根をかくれ家と致し居候ものも在レ之、既私らもひそみ居候事ニ候間、悪心無レ之事ハ是レヲ以御察可レ被レ遣候。
然レ共、軍法として敵国ニ通じ候ものハ、先ヅ一ト先ヅ召捕とり正シ方仕候ハ当然の事ニ候得バ、此上疑相はれ候得バ、何卒御返の御周旋奉レ願候。且又猶ヲ嫌疑の筋も在レ之候得バ、其まゝ御止置□まゝ其筋御通書被レ下候よふ奉レ願候。然時ハ薩州人さし立テ御受取申、薩屋鋪ニ所置仕度、何卒よろしく奉レ願候。
先ハ右斗早[#挿絵]万[#挿絵]稽首[#挿絵]百拝。
八月十三日
龍馬
玄道様
助太夫様
近日私しも早[#挿絵]関と心がけ候うち、小倉早落城も敵がなくなりしかと思へバ、誠ニ残念ニて先、長崎ニ止りおり候。何レ近日、再拝/\。



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