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手紙
てがみ
作品ID51845
副題062 慶応三年四月初旬 坂本乙女あて
062 けいおうさんねんしがつしょじゅん さかもとおとめあて
著者坂本 竜馬
文字遣い新字旧仮名
底本 「龍馬の手紙、宮地佐一郎」 講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日
入力者Yanajin33
校正者Hanren
公開 / 更新2010-09-09 / 2014-09-21
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

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本文より


扨も/\、御ものがたりの笑しさハ、じつにはらおつかみたり。秋の日よりのたとへ、もつともおもしろし笑しと拝し申候。私事かの浮木の亀と申ハ何やらはなのさきにまいさがりて、日のかげお見る事ができぬげな。此頃、みよふな岩に行かなぐり上りしが、ふと四方を見渡たして思ふニ、扨[#挿絵]世の中と云ものハかきがら計である。人間と云ものハ世の中のかきがらの中ニすんでおるものであるわい、おかし/\。めで度かしこ。
龍馬
乙姉様 御本
猶おばあさん、おなんさん、おとしさんの御哥ありがたく拝し申候、かしこ
猶去年七千八百両でヒイ/\とこまりおりたれバ、薩州小松帯刀申人が出しくれ、神も仏もあるものニて御座候
先日中、私の手本つがふあしく一万○五百両というものハなけれバならぬと心おつかいしニ、不レ計も藤藤庄次郎と申人が出し出しくれ候。此人ハ同志の中でもおもしろき人ニて候。かしこ



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