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手紙
てがみ
副題095 慶応三年八月下旬 佐々木高行あて
095 けいおうさんねんはちがつげじゅん ささきたかゆきあて
著者
文字遣い新字旧仮名
底本 「龍馬の手紙、宮地佐一郎」 講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日
入力者Yanajin33
校正者Hanren
公開 / 更新2010-09-24 / 2014-09-21
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


先、西郷、大久保越中の事、戦争中にもかたほにかゝり一向忘れ不レ申、若しや戦死をとげ候とも、上許両人の自手にて唯一度の香花をたむけくれ候得ば、必ず成仏致し候こと既に決論の処なり。然るに唯今にも引取り可レ申とて糞をくらへと鎮台に攻かけ居り候。何とぞ今少し/\と待つてたべと申来り候間、例の座敷をことはり候て、皆はねかえり足を空にして昼寝をし居申候。何は兎もあれ他人は他人にして置き、西郷、越中守殿の方へは、必ずや御使者御頼み申上候。是が来らぬと聞けば、小弟に限りなげき死に可レ申候。其心中返す/″\も深く御察し可レ被レ遣候。かしこ。

佐々木将軍 陣下



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