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〔同人雑記〕
どうじんざっき
著者
文字遣い新字旧仮名
底本 「牧野信一全集第一巻」 筑摩書房
2002(平成14)年8月20日
初出「金と銀 第二号」金と銀社、1920(大正9)年5月5日
入力者宮元淳一
校正者門田裕志
公開 / 更新2011-07-12 / 2014-09-16
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


 自分は今、凝つと自分自身を瞶め得らるゝやうな気がして来た。何たる悦びであらう。「君は馬鹿だよ」と多くのビジネスマンから何辺云はれたか知れない。そうして云はれる度に悲しむだ。弱い自分、弱くてもいゝ「馬鹿には異ひないのだ」弁解の言葉を知らないから。文句は云へないから小説でも書かうと思ふ。然し親友よ僕の小説を文句代りのものだと思つて呉れるな。いろ/\な用事で直接「金と銀」の編輯に当れないのは残念……「六号」ならぬ「六号」を書いて仕舞ふ理由はそれ。近いうちに私たちの「金と銀」の喜びを頒ち合ふ為めといふ理由の許に会合をして見たいと思ひます。



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