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鉄橋橋下
てっきょうきょうか
著者
文字遣い旧字旧仮名
底本 「萩原朔太郎全集 第三卷」 筑摩書房
1977(昭和52)年5月30日
入力者kompass
校正者小林繁雄
公開 / 更新2011-08-07 / 2014-09-16
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


人のにくしといふことば
われの哀しといふことば
きのふ始めておぼえけり
この市の人なになれば
われを指さしあざけるか
生れしものはてんねんに
そのさびしさを守るのみ
母のいかりの烈しき日
あやしくさけび哀しみて
鐵橋の下を歩むなり
夕日にそむきわれひとり
(滯郷哀語篇より)



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