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誤って健康を伝えられた同志たちに
あやまってけんこうをつたえられたどうしたちに
著者
文字遣い新字新仮名
底本 「槇村浩詩集」 平和資料館・草の家、飛鳥出版室
2003(平成15)年3月15日
入力者坂本真一
校正者雪森
公開 / 更新2015-05-19 / 2015-03-08
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


健康(1)の一語をかる/″\しく口にするな!
健康(1)の錯誤は健康の犠牲よりいたましい
これほどわたしら共同の仕事の大きな邪魔者があろうか!

どちらがより多く仕事が出来るか?
獄内で坐っているわたしらにか、獄外で迫害に耐えているきみらにか?
わたしらはいつもきみらの過誤と素朴と情熱とを愛した
わたしらは出獄した時のきみらの仕事の成果をまじめに期待した
その後をわたしらが引きついでやりぬくために!

だが
仕事をせぬために過誤せぬもの、わづかの差異をたてに責任の摘発に自慰するもの、卑劣なあげあしとりを自己の合理化と宣伝とに利用するもの
革命の寄生虫―――ルンペン・プロレタリアートに呪あれ!

わたし、転向を知らぬ何千万の鋼鉄の裁判官の一人として
健康を伝えられた不幸な同志たちに代って宣告する
「汝等のうちに罪なきもの、先づ石を投げうて!」

(1)転向



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