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赤い腕章
あかいわんしょう
副題――俺らの警備隊に贈る――
――おれらのけいびたいにおくる――
著者
文字遣い新字新仮名
底本 「日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一)」 新日本出版社
1987(昭和62)年5月25日
入力者坂本真一
校正者雪森
公開 / 更新2015-08-31 / 2015-07-02
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


赤い集会を護り
赤いデモを導く
若さの誇りに輝く
真赤な腕章
党旗の下から
組合旗の蔭から
俺らの演壇には
燃ゆる 燃ゆる
俺らの胸は早鐘
俺らは血走る眼を注ぐ
「真赤な腕章」へ
「真赤な腕章」はビクともしない
細心に 大胆に
俺らの感情を護る
「真赤な腕章」の役目は重い
番犬共が耳打ち始める
ゆるんだ帽子の紐を締める
――弁士中止!
瞬間
「真赤な腕章」がグイと動く
――官憲横暴!
――横暴! 遣らせろ
俺らは総立になり
――解散!
街頭の俺らは勇敢だ
吠えかかる番犬共を
蹴飛ばし蹴飛ばしデモは進む
「真赤な腕章」の指す方向へ
「真赤な腕章」は頼もしい
圧しつけられ
搾り抜かれて
長い 永い間
鉄の如き辛棒で鍛えられ
噴火山の如き脳味噌から迸り
海の如き闘いから滲み出る
プロレタリアの感情は
「真赤な腕章」の心臓だ
真赤な布の腕章は
若さの誇りに輝く。
(発表誌不詳 『一九二八年プロレタリア詩集』を底本)



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