えあ草紙・青空図書館 - 作品カード


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寧日
ねいじつ
著者
文字遣い新字旧仮名
底本 「沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ」 国書刊行会
1991(平成3)年6月6日
入力者坂本真一
校正者フクポー
公開 / 更新2018-04-22 / 2018-03-26
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

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本文より


母、吾が為に
鼠の子虫籠に入れて与へぬ
病間の徒然なる
吾指もて小づき戯れ
心明るう時を経にけり。
あはれ鼠の子まこと子なれば
耳孕[#「耳孕」はママ]桃色に 血管の脈打つも生物らしく
今は前肢を捧げ餌食みゐるも[#挿絵]たけし。
やがて夕べの風出でぬ――時を経ぬ間に
何時か牛乳の時間となりぬれば
吾鼠の事も忘れ
青葉繁れる窓に
牛乳を飲みゐたり。



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