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友と二人の夜
ともとふたりのよる
著者
文字遣い新字新仮名
底本 「今野大力作品集」 新日本出版社
1995(平成7)年6月30日
初出「青い果第三輯」1922(大正11)年9月
入力者坂本真一
校正者雪森
公開 / 更新2015-05-04 / 2015-03-08
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


遠い野中の家より
私を慕うて呉れる友は
今夜も十時がなって帰った
夜露を分けて来て呉れても
あたたかいもてなしさえ
貧しい私達にはゆるされず
ひとえの着物のはじを
幾度か合せ乍ら
語りても聞いてもほほえみ乍ら
何程のへだてた思いもなく
ありのままの事を語らいて
お互に解け合うよろこび
本箱からは
勝手なものをとり出して
入れ様ともせず
一ぱいに机の上につまされる
傍にも又誰ひとり
じゃまになる人もなければ
ただ二人自由に
束縛の棚をのがれて
友も私もにごりのない
友情にひたっている

……平岡君と語りし夜に……



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