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高峯の頌
こうほうのしょう
著者
文字遣い新字新仮名
底本 「今野大力作品集」 新日本出版社
1995(平成7)年6月30日
初出「旭川新聞」1924(大正13)年7月21日
入力者坂本真一
校正者雪森
公開 / 更新2015-04-16 / 2015-03-31
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


荒蕪の平原に野を耕し
草を食み、木の実を喰える
人類生存の現象は
高峯の麓にありて
あまりにはかなき生命……
盛夏白熱頂点に達せんとするも
未だに消ゆるなき
雪原の輝きは
天地創造の第一年より
永遠なり
人類生命、億劫に至るも
一切は幻滅に帰り
無し――一切無し
成体もこれ大地の化身なれば
霊魂も又瞬間にして
遺る何物もあらざるべし
されど
高峯は歴史を超え
時代を超えて永遠……



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