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ジンジャー&ピクルスのはなし
ジンジャーアンドピクルスのはなし
原題THE TALE OF GINGER AND PICKLES
著者
翻訳者大久保 ゆう
文字遣い新字新仮名
入力者大久保ゆう
校正者
公開 / 更新2013-02-02 / 2014-09-16
長さの目安約 9 ページ(500字/頁で計算)
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本文より

[#挿絵]
[#挿絵]
[#挿絵]

[#挿絵]
「ヤマネに描いてもかまわんよ」として下さった
(3年寝たきりでも文句ひとつない)
ジョン・テイラーおじいさんに心からささげます
[#挿絵]

[#挿絵]
 むかしむかし あるむらに おみせが 1けん ありました。 まどのうえに かかげられた なまえは 〈ジンジャー&ピクルス〉。
 それは ちっちゃな ちいさな おみせで、 ちょうど おにんぎょうに ぴったりの おおきさ ―― ですから リュシンダと かぽうぎジェーンは いつも 〈ジンジャー&ピクルス〉で こまごましたものを かいこんでいました。

[#挿絵]
 なかの カウンターは ウサギの とどく たかさ。 ジンジャー&ピクルスでは あかみずたまの ハンカチが どうか1まいと せいどうか3まいで うられています。
 ほかにも おさとうや かぎタバコ あまぐつなども あつかっていて。
 なんと こんなに ちいさい おみせなのに、 ほとんどなんでもが かえるのです ―― あわてて ほしくなるようなものは ないことも ありますけど ―― たとえば くつひもとか ヘアピンとか マトンチョップとか。
 ジンジャー&ピクルスとは おみせを いとなんでいる ふたりの おなまえです。
 ジンジャーは ちゃトラの オスねこで、 ピクルスは テリアいぬ。
 ピクルスは いつも あなウサギたちに ちょっと こわがられていました。

[#挿絵]
 おみせの ひいきには ハツカネズミも いたのですが ―― そのこたちだけ ジンジャーを どうも こわがっていて。
 というわけで ハツカネズミの あいては たいてい ピクルスに まかされます。 いわく よだれが でてしまうから って。
「がまんできねえんだ。 こつづみ かかえて ドアから でていく やつらを みるだけで もう。」

[#挿絵]
「わたしも クマネズミあいてだと おなじ きもちに。」と ピクルス。「でもまあ うちの おきゃくを じぶんで くうなんて あっちゃいけない。 ここへは ちかよらず ぐいぐいタビサのところへ いってしまう。」
「むしろ どこにも いけなくなるんじゃねえの。」と ジンジャーの へんじは おもくるしい。
(ぐいぐいタビサは むらに もうひとつだけある おみせの あるじ。 そっちは ツケが きかないのです。)

[#挿絵]
 ジンジャー&ピクルスでは どこまでも ツケが ききました。
 そもそも 〈ツケ〉というのは こういうこと ―― おきゃくさんが せっけん ひとつを かったとして、 そのとき おきゃくさんが さいふを とりだして おしはらいを するかわりに、 また こんど しはらうよ と いっておく。
 すると ピクルスは ふかぶか おじぎして、「いいですとも おくさん。」 そして ちょうぼに そのこと…

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