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幼き恋の回顧
おさなきこいのかいこ
著者
文字遣い新字旧仮名
底本 「新編中原中也全集 第二巻 詩Ⅱ」 角川書店
2001(平成13)年4月30日
入力者村松洋一
校正者
公開 / 更新2017-10-22 / 2017-09-24
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

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本文より


幼き恋は
寸燐の軸木
燃えてしまへば
あるまいものを

寐覚めの囁きは
燃えた燐だつた
また燃える時が
ありませうか

アルコールのやうな夕暮に
二人は再びあひました――
圧搾酸素でもてゝゐる
恋とはどんなものですか
その実今は平凡ですが
たつたこなひだ燃えた日の
印象が二人を一緒に引きずつてます
何の方へです――
ソーセーヂが
紫色に腐れました――
多分「話の種」の方へでせう



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