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青空文庫の提案
あおぞらぶんこのていあん
著者
文字遣い新字新仮名
初出「青空文庫」1997(平成9)年7月7日
入力者青空文庫
校正者青空文庫
公開 / 更新2014-01-01 / 2014-09-16
長さの目安約 8 ページ(500字/頁で計算)
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本文より

青空文庫の提案

 電子出版という新しい手立てを友として、私たちは〈青空の本〉を作ろうと思います。
 青空の本を集めた、〈青空文庫〉を育てようと考えています。
 青空の本は、読む人にお金や資格を求めません。いつも空にいて、そこであなたの視線を待っています。誰も拒まない、穏やかでそれでいて豊かな本の数々を、私たちは青空文庫に集めたいと思うのです。
 先人たちが積み上げてきたたくさんの作品のうち、著作権の保護期間を過ぎたものは、自由に複製を作れます。私たち自身が本にして、断りなく配れます。
 一定の年限を過ぎた作品は、心の糧として分かち合えるのです。
 私たちはすでに、自分のコンピューターを持っています。電子本作りのソフトウエアも用意されました。自分の手を動かせば、目の前のマシンで電子本が作れます。できた本はどんどんコピーできる。ネットワークにのせれば、一瞬にどこにでも届きます。
 願いを現実に変える用意は、すでに整いました。
 青空の本となりうるのは、著作権の切れた作品にとどまりません。書き手自身が「金銭的な見返りは求めない」と決めるなら、新しい作品をたった今、開くことも可能です。
 一方で古典の書棚を耕しながら、もう一方で新しい書き手の作品を引き受けることができれば、空にはいつも清々しい風が渡るでしょう。

何からはじめるか

 青空文庫の棚揃えは、二筋から進めようと思います。
 一つ目は、著作権の保護期間を過ぎた作品の電子化です。
 日本の著作権法は、保護期間を作者の死後五十年と定めています。夏目漱石はもちろん、宮沢賢治もすでにこの年限を終えています。1999年1月には、太宰治も対象から外れます。
 これら共有の財産として自由に分かち合えるようになった作品を、出版社の商品を買うことでしか味わえないのは、いかにも不自由です。誰かが一度電子化の作業をにない、後はみんなで自由に読み回すほうが、よほど健全でしょう。
 加えて二つ目に、書き手自身が「対価を求めない」と決めた作品を、募っていきたいと思います。
 いったんは本になりながら、絶版となったもの。さまざまな事情で、書籍になれなかった原稿。それら、紙の世界では恵まれなかった作品にも、「読まれたい」とする書き手の願いはなお、生きているでしょう。
 電子本というもう一つの道を選べば、その思いを蘇らせ、すぐにも形に仕立てることができるのです。
 新しい創作の舞台として、はじめから電子本を選ぶ書き手もいるでしょう。リンクを活用した、電子本ならではの、まったく新しい試みも期待できます。
 書き手自身が開こうと決めるなら、私たちはその作品がより多くの読み手と出合えるよう、後押ししたいと思います。

どんな形でまとめるか

 青空の本は、作品ごとに三種類をそろえようと思います。
 一つはインターネットで広く使われている、HT…

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