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手紙
てがみ
副題056 慶応三年二月二十二日 三吉慎蔵あて
056 けいおうさんねんにがつにじゅうににち みよししんぞうあて
著者
文字遣い新字旧仮名
底本 「龍馬の手紙、宮地佐一郎」 講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日
入力者Yanajin33
校正者Hanren
公開 / 更新2010-09-04 / 2014-09-21
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


近時新聞
○薩州大山格之助廿日関ニ来ル。則面会。此人築前ニ渡リ本国ニ帰ル。其筑前ニ渡る故ハ此度、朝廷より三条卿を初メ五卿を御帰京の事被二仰出一候よし、此儀ニ依而の事なり。
○先日井上聞太が京師より下りし時の船ニて、西郷吉ハ帰国致セし。此故ハ薩侯御上京の儀を以て下りし。
○此頃幕ニも大ニおれ合、薩州にこび候事甚しく、然レども将軍ハよ程の憤発にて、平常に異り候事共おゝく、ゆだん不レ成と申合候。
○薩の周旋此頃よ程行ハレ、先ニ御引込ニ相成候、廿四卿の御寃罪も相解ケ、築前の三条卿ハ御帰京の上ハ、天子の御補佐とならさせられ候よし、此儀ハ小松、西郷など決して見込ある事のよし。
 然レバ先ヅ天下の大幸ともいうべきか、可レ楽[#挿絵]。
○此頃将軍ハ海軍を大ニひらかんとて、米国へ大軍艦一艘船人ともに借入候よし。
 五ヶ年ニて八十万金程費と申事のよし。幕、原一之進が咄し致し候よし。
以上五条
二月廿二日 認
龍馬
慎蔵先生
足下



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