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手紙
てがみ
副題115 慶応三年十月二十二日 陸奥宗光あて
115 けいおうさんねんじゅうがつにじゅうににち むつむねみつあて
著者
文字遣い新字旧仮名
底本 「龍馬の手紙、宮地佐一郎」 講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日
入力者Yanajin33
校正者Hanren
公開 / 更新2010-11-13 / 2014-09-21
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


此書や加七来りて是非手紙かきて、陸奥先生に送りくれよと、しきりにそふだんゆへ、目前ニしたゝむ、かしこ。
御案内の沢やの加七と申候ものゝ咄、(是ハ御手下のひしや某が聞得所なり。)
度[#挿絵]小弟ニ参り相談致し候。某故ハ仙台の国産を皆引受候て、商法云云の事なり。小弟が手より金一万両出セとのこと也。上件を是非と申相願候間、商法の事ハ陸奥に任し在レ之候得バ、陸奥さへウンといへバ、金の事をともかくもかすべし。
然る右よふの大金をスワというて出すものにてなし。よく/\心中ニもわかり候よふ、陸奥に咄し致しくれ候よふと申聞候所、加七曰ク、仙台の役人及河内の郷士ら相会し候得バ、加七が自から下坂と云わけニハまいらずゆへ、陸奥先生義早[#挿絵]上京の上、右人々に御引合奉レ願候との事なり。此上よく御考合可レ被レ成候。
小弟ガ論ニ竊ニ大兄に言、目今御かゝりの丹波丹後の一件云々大坂四ツ橋大仏や門前御談の事万不レ可レ被レ忘、十分右の所に御心お御用第一なり。
右のよふ御用心、先は早[#挿絵]頓首。
十月廿二日

元二郎先生
御本



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