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『風の便り』あとがき
『かぜのたより』あとがき
著者
文字遣い旧字旧仮名
底本 「太宰治全集11」 筑摩書房
1999(平成11)年3月25日
初出「風の便り」利根書房、1942(昭和17)年4月16日
入力者小林繁雄
校正者阿部哲也
公開 / 更新2012-02-16 / 2014-09-16
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


所收――「風の便り」「新郎」「誰」「畜犬談」「鴎」「猿面冠者」「律子と貞子」「地球圖」

 昨年の夏に出版せられた創作集「千代女」の以後の作品を集めて、ただいま讀者にお贈りする。ペエジ數の都合で、「千代女」以前の作品も編入せざるを得なくなつて、心苦しいのであるが、いま此の機會に再讀なさつても、充分に新鮮の感じがするやうに、心掛けて編輯した筈である。
 卷頭、約百枚の「風の便り」は、文學界、新潮、文藝の三册子に、三分して發表したのを、このたび一つにまとめたものである。まとめてお讀みになると、また、ちがふ感じがすると思ふ。
 ちかごろ私は、ひどく責任の加重を感じてゐる。大事な時だと思つてゐる。
十七年、節分の夜。



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