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まちねずジョニーのはなし
まちねずジョニーのはなし
原題THE TALE OF JOHNNY TOWN-MOUSE
著者
翻訳者大久保 ゆう
文字遣い新字新仮名
入力者大久保ゆう
校正者
公開 / 更新2012-04-09 / 2014-09-16
長さの目安約 11 ページ(500字/頁で計算)
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本文より

[#挿絵]

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[#挿絵]

[#挿絵]
 まちねずジョニーが うまれたのは とだなのなかでした。 かごいりチミーの うまれたところは にわでした。 かごいりチミーは いなかの こねずみでしたが、 あるとき てちがいで あみかごに いれられ まちまで いってしまって。 にわの もちぬしが しゅうに 1ど やさいを まちへ はこんでもらっていまして、 それで いつも おおきな あみかごに つめるのです。

[#挿絵]
 そのひとが にわの いりぐちのわきに かごを おいておくと、 はこびやさんが とおりすがりに ひろっていく というわけで。 そこへ かごいりチミーが かごにあいた あなから なかへ はいりこみ、 とりあえず おまめを たべますと ―― かごいりチミー ぐっすり ねいってしまいまして。

[#挿絵]
 びくっとして めを さますと、 かごが ちょうど はこびやさんの にぐるまに つまれるところで。 そのあと いきなり がたっと ゆれて、 ぱかぱかという うまの ひづめの おと。 ほかにも にもつが なげいれられて。 ながい ながい みちのりを ―― がたん ―― ごとん ―― がたごとっ! かごいりチミーは ごったがえす やさいのなかで ふるえていました。

[#挿絵]
 やがて にぐるまは 1けんの いえのわきで とまり、 ここで かごは おろされ はこびこまれ、 したに おかれます。 そのいえの すいじがかりは はこびやさんに はくどうの コインを 1まい わたしました。 うらぐちが ばたんと しめられると にぐるまは ごとごと はなれていきます。 けれども しずかに なるわけでは なく、 まるで なんびゃくもの にぐるまが とっているみたい といいますか。 いぬは ほえますし、 おとこのこは あつまって とおりで くちぶえを ふきますし、 すいじがかりも おおわらいして、 すみこみの おてつだいだって かいだんを かけのぼったり おりたり、 それから カナリアまで ぴーぴー ゆげを ふくみたいに うたうのです。

[#挿絵]
 かごいりチミーは これまで いなかの にわでしか くらしたことが なかったので、 もう しぬほど こわくって。 するといきなり すいじがかりが かごを あけて やさいを とりだしていきます。 そこを ぴょーんと でていく こわがりの かごいりチミー。

[#挿絵]
 とびあがった すいじがかりは いすに しりもち かなきりごえ。「ねずみ! ねずみよ! ねこを よんで! ひかきぼうを ちょうだい、 セアラ!」 かごいりチミーが ひかきぼうを てにした セアラなんて まつわけ ありません。 すそいたの よこを はしりに はしって、 そのうち ちいさな あなのところまで きたので、 そこへ ぴゅっと すべりこみま…

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