えあ草紙・青空図書館 - 作品カード


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冒険
ぼうけん
著者
文字遣い新字旧仮名
底本 「沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ」 国書刊行会
1991(平成3)年6月6日
入力者坂本真一
校正者良本典代
公開 / 更新2017-07-18 / 2017-07-17
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

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本文より


騒しい仔猿たちいね
こちらをむいて雌はしばしの憩ひ
おれは些少の空地に椅子をだしておれのうへに満天の星座
おれが空気を呼吸すればかれらも天の青い層をとほして賑やかに息づくかに見えるのだが
さて 雨ありてたちまちこの界隈
この露路の奥
雨はしづかに市にふる
雨の車軸よ おれを恣にこの界隈を敲くがよい
おれは椅子に動かない
おれにはできる濡れること!
滑稽ながらこれが首題の冒険だ
めすよ 糊のきいたゆかたが心配
はて 風邪をひくのはよいけれど明日のつとめがきにかゝる



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