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こころ
作品ID1402
著者漢那 浪笛
文字遣い新字旧仮名
底本 「沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ」 国書刊行会
1991(平成3)年6月6日
初出「沖縄毎日新聞」1909(明治42)年4月23日
入力者坂本真一
校正者良本典代
公開 / 更新2017-03-19 / 2017-01-12
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

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本文より


淋しき日悲しき思ひ
吾が心弄し去んぬる。

あわれその心のすむは、
落寞の森の木ぬれか。

きゝなれし歌のしらべも、
今日も又、明日も消ゑゆく。

消ゑ去るを止むすべきなき、
この心、「総」むなしき。



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