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さかずき
著者漢那 浪笛
文字遣い新字旧仮名
底本 「沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ」 国書刊行会
1991(平成3)年6月6日
初出「沖縄毎日新聞」1911(明治44)年1月10日
入力者坂本真一
校正者良本典代
公開 / 更新2017-02-25 / 2017-01-20
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


記念のための瀬戸焼の盃、
淋しい日の慰めに、とり出して、
泡盛をつぐ。

器の色も影も変らない、
酒の味ひも、
あゝ思出多き記念の盃。

底に沈んだ私のふけた顔、
ひよつとのぞくと、
思はず手掌がふるへた。

記念のための瀬戸際の盃、
私は君を手にして、
喜びと悲しみの二つ味ふ。



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