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博物館
はくぶつかん
作品ID18371
著者浜田 青陵
文字遣い旧字旧仮名
底本 「博物館」 日本兒童文庫、アルス
1928(昭和4)年9月5日
入力者鈴木厚司、網迫
校正者しだひろし
公開 / 更新2009-06-01 / 2014-09-21
長さの目安約 156 ページ(500字/頁で計算)

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本文より

[#「朝鮮慶州金冠塚發見の王冠」のキャプション付きの図(fig18371_01.png)入る]
[#改丁]

     はしがき

 私は『博物館』といふ題で書くことになりましたが、何分博物館といつても、美術考古博物館もあり、科學博物館もあり、そのほかいろ/\の博物館があるので、それを一々説明すれば百科の學を講釋することになり、それは私には出來ない藝當であるのみならず、一册の本にはとうてい收め切れません。しかし幸ひ美術や自然科學のお話は、別に諸先生が筆を執られてゐることゝ思ひますから、私は博物館のうち考古學の博物館のことだけを書くことにし、この一册の本によつて若い人達に考古學の大體のお話しをすることにいたしました。たゞ何分書物の標題が『博物館』となつてゐますので、始めに少しばかり博物館全體のことを述べて置きます。
 考古學のお話しをする爲めには、どうしても實物をお見せするか、せめて寫眞や繪をお目にかけなくてはよくわかりかねます。それで、この本にもわりあひにたくさん繪を入れて置きました。そのうち霜島正一郎[#「霜島正一郎」はママ]先生の手になつたものもありますが、便宜上私の描いた拙い素人畫もたくさんあるのは、おゆるしを願ふほかはありません。またこの本を書くにあたつて、松本龍太郎さんにいろ/\御厄介になつたことを、こゝで厚くお禮を申しあげて置きます。
  昭和四年七月
濱田青陵
[#改ページ]

      目次

第一、序の卷

一、博物館とはどういふ所ですか
  イ、博物館の種類
  ロ、博物館の施設
二、世界各國の大博物館
  イ、イギリスの博物館[#「博物館」は本文見出しでは「大博物館」]
  ロ、フランス、ドイツその他の博物館
  ハ、アメリカの博物館
  ニ、世界で珍しい博物館

第二、考古博物館の卷(上)

一、考古學とはどういふ學問ですか
  イ、考古學と考古博物館
  ロ、人類の始め
  ハ、文化の三時代
二、舊石器時代室
  イ、舊石器の種類
  ロ、舊石器時代の繪畫など
三、新石器時代室
  イ、貝塚と湖上住居
  ロ、磨製石器と土器
  ハ、巨石記念物
  ニ、金屬の發見と使用

第三、考古博物館の卷(下)

一、日本先史時代室
  イ、日本の石器時代
  ロ、貝塚、墓地などの遺跡
  ハ、石器と骨角器
  ニ、土器と土偶
  ホ、朝鮮と支那の石器
  ヘ、青銅器と銅鐸
二、日本原史時代室
  イ、日本の古墳
  ロ、埴輪と石人
  ハ、石棺と石室
  ニ、上古の帝陵
  ホ、勾玉などの玉類
  ヘ、古い鏡
  ト、刀劒と甲胄
  チ、馬具、土器その他
  リ、建築、彫刻、繪畫など
  ヌ、古瓦と古建築
三、朝鮮滿洲の古墳室
  イ、南朝鮮の古墳
  ロ、北朝鮮及び滿洲の古墳
[#改丁]

博物館
[#改ページ]

裝幀・恩地孝四郎
  …

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