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つかれ
つかれ |
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作品ID | 2038 |
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著者 | 漢那 浪笛 Ⓦ |
文字遣い | 新字旧仮名 |
底本 |
「沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ」 国書刊行会 1991(平成3)年6月6日 |
初出 | 「沖縄毎日新聞」1911(明治44)年6月1日 |
入力者 | 坂本真一 |
校正者 | 良本典代 |
公開 / 更新 | 2017-04-27 / 2017-03-11 |
長さの目安 | 約 1 ページ(500字/頁で計算) |
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淋しき夜の音づれ、
つかれし眼にうつり
わなゝき震ふ心は、たゆむ隙なく、
あるかなきかの影にも似たれ。
青める星の空より、
涙ににじむ曲を、地になげかわす、
そはわれに、
耳そばだてゝ聞けとや…………
つかれし心に、何をかきかむ、
願ふは、眼の光をとざし。
淋しき夜の音づれ――
闇のかほりを、すはむと思ふ。