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つかれ
つかれ
著者漢那 浪笛
文字遣い新字旧仮名
底本 「沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ」 国書刊行会
1991(平成3)年6月6日
初出「沖縄毎日新聞」1911(明治44)年6月1日
入力者坂本真一
校正者良本典代
公開 / 更新2017-04-27 / 2017-03-11
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


淋しき夜の音づれ、
つかれし眼にうつり
わなゝき震ふ心は、たゆむ隙なく、
あるかなきかの影にも似たれ。

青める星の空より、
涙ににじむ曲を、地になげかわす、
そはわれに、
耳そばだてゝ聞けとや…………

つかれし心に、何をかきかむ、
願ふは、眼の光をとざし。
淋しき夜の音づれ――
闇のかほりを、すはむと思ふ。



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