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あやどり
あやどり
著者漢那 浪笛
文字遣い新字旧仮名
底本 「沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ」 国書刊行会
1991(平成3)年6月6日
初出「沖縄毎日新聞」1911(明治44)年6月2日
入力者坂本真一
校正者良本典代
公開 / 更新2017-04-05 / 2017-03-11
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


静けき海のかなた、
日影しのびいる、森の奥に、
彩鳥の声すと、きゝぬ。

その音は、裂けし白玉の
一片にも似て、
いささかの悲しみをやる。

いねがたき夏 南国!
浪のよるひるも、起きぶして、
いかばかり彩鳥の音の恋ひしき。



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