『子に愛人の出来た場合』宮本百合子 ◀ えあ草紙・青空図書館（無料・縦書き）

子に愛人の出来た場合こにあいじんのできたばあい
作品ID	3727
著者	宮本百合子 Ⓦ
文字遣い	新字新仮名
底本	「宮本百合子全集　第十七巻」　新日本出版社 1981（昭和56）年3月20日
初出	「婦人世界」1923（大正12）年7月増大号
入力者	柴田卓治
校正者	磐余彦
公開 / 更新	2003-11-12 / 2014-09-18
長さの目安	約 1 ページ（500字/頁で計算）

えあ草紙で読む

▲ PC／スマホ／タブレット対応の無料縦書きリーダーです ▲

朗読を検索

作品レビュー

Kindle　楽天Kobo　Playブックス

青空文庫の図書カードを開く

えあ草紙・青空図書館に戻る

本文より

　一口に片づけ切れない複雑な問題と思います。双方が総ての意味で真面目である場合とすれば、
　一、現今のように、何か異状な出来事の如く感ぜず冷静に、深い愛を以って、愛人達の生活のよき発展を助けること、相手がよいわるい、適不適と云うことは当事者達の生活経験によらなければ云えないことと心得ること。
　二、どこまでも正直に。強く、公平を失わないこと。
〔一九二三年七月〕