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マイクロフォン―八月増刊『陰獣』を中心にして―
マイクロフォン―はちがつぞうかん『いんじゅう』をちゅうしんにして―
作品ID47283
副題「新青年」一九二八年一〇月
「しんせいねん」せんきゅうひゃくにじゅうはちねんじゅうがつ
著者国枝 史郎
文字遣い新字新仮名
底本 「国枝史郎探偵小説全集 全一巻」 作品社
2005(平成17)年9月15日
初出「新青年」1928(昭和3)年10月
入力者門田裕志
校正者Juki
公開 / 更新2014-05-16 / 2014-09-16
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

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本文より


 久しぶりで江戸川氏の力作を発表したので、しっかりした第一義の拙評をしたいと思って居りますがまだ準備が出来て居りませんので、他日にゆずる事にします。左に所感一束を。(一)探偵小説不振の声また起る。起す人が作家自身であるので、気の毒だ。(二)山下利三郎氏盛に探偵小説界を叱咤す。傾聴すべき言あり。(三)小酒井不木氏そろそろ探偵小説界隠退の意をほのめかす。だから今後はもっと沢山書くだろう。(四)メリメエ乃至キイランドの如きスタイリスト渡辺温氏が作を示さざるを寂寥とす。僕が嘱望している作家はこの人一人だけ也。



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