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神経家の言
しんけいかのげん
著者田山 花袋 / 田山 録弥
文字遣い旧字旧仮名
底本 「定本 花袋全集 第十五巻」 臨川書店
1994(平成6)年6月10日
入力者特定非営利活動法人はるかぜ
校正者きゅうり
公開 / 更新2019-05-13 / 2019-04-26
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


 新世紀に出た正宗白鳥君の『古手帳』の中に、『蟲齒が痛んで苦んだ。琺瑯質が壞れて神經が現はれるのださうだ。心の琺瑯質が壞れて、露出した外界の熱さ寒さに觸れたら、どんなに痛いだらう。』といふ句があつた。新人の言、神經家の言。



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