えあ草紙・青空図書館 - 作品カード

作品カード検索("探偵小説"、"魯山人 雑煮"…)

楽天Kobo表紙検索

赤い鳥
あかいとり
作品ID51115
著者小川 未明
文字遣い新字新仮名
底本 「定本小川未明童話全集 3」 講談社
1977(昭和52)年1月10日
初出「赤い鳥 特別号」1919(大正8)年2月
入力者ぷろぼの青空工作員チーム入力班
校正者本読み小僧
公開 / 更新2012-10-17 / 2014-09-16
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

広告

えあ草紙で読む
▲ PC/スマホ/タブレット対応の無料縦書きリーダーです ▲

find 朗読を検索

本の感想を書き込もう web本棚サービスブクログ作品レビュー

find Kindle 楽天Kobo Playブックス

青空文庫の図書カードを開く

find えあ草紙・青空図書館に戻る

広告

本文より


鳥屋の前に立ったらば
赤い鳥がないていた。
私は姉さんを思い出す。

電車や汽車の通ってる
町に住んでる姉さんが
ほんとに恋しい、なつかしい。
もう夕方か、日がかげる。
村の方からガタ馬車が
らっぱを吹いて駆けてくる。

鳥屋の前に立ったらば
赤い鳥がないていた。
都の方をながめると、
黒い煙が上がってる。



えあ草紙で読む
find えあ草紙・青空図書館に戻る

© 2024 Sato Kazuhiko