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文庫版「芸術の円光」覚書
ぶんこばん「げいじゅつのえんこう」おぼえがき
作品ID54191
著者北原 白秋
文字遣い新字旧仮名
底本 「白秋全集 18」 岩波書店
1985(昭和60)年12月5日
初出「芸術の円光」白秋文庫、アルス、1938(昭和13)年2月19日
入力者岡村和彦
校正者川山隆
公開 / 更新2012-01-27 / 2014-09-16
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

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本文より


「芸術の円光」は昭和二年三月、アルスより刊行された。詩論集として、わたくしの「詩と音楽」時代を代表するものである。
 初版は四六判本文五百三十頁、その装幀は自身の考案になつて、漆黒の、独逸製カンヴアス・クロースに、フアブル昆虫記の中から選んだ蜜蜂図を金押ししたものである。たゞ題字の類のみはすべて恩地孝四郎画伯を煩した。
 内容については、すでに初版の後記に述べたごとくであるが、この文庫版に於ては、最後の章「山荘より」竝に「山荘主人手記」の二篇を割愛した。一は雑誌「詩と音楽」の鵞ペンであり、一は大震災前後の手記であつて、詩論集としてはいさゝかこれと趣きを異にしてゐるからである。
昭和十三年二月十一日
白秋



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