えあ草紙・青空図書館 - 作品カード

作品カード検索("探偵小説"、"魯山人 雑煮"…)

帰村
きそん
著者森川 義信
文字遣い新字旧仮名
底本 「増補 森川義信詩集」 国文社
1991(平成3)年1月10日
入力者坂本真一
校正者フクポー
公開 / 更新2019-06-06 / 2019-05-28
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
えあ草紙で読む
▲ PC/スマホ/タブレット対応 ▲

find 朗読を検索

本の感想を書き込もう web本棚サービスブクログ作品レビュー

find Kindle 楽天Kobo Playブックス

青空文庫の図書カードを開く

find えあ草紙・青空図書館に戻る

amazon.co.jp

本文より


寒々と背姿の林は続き
連峯は雪
よれよれの路はまた坂になり
鴉はあをあをと山蔭に群がり
ああ 少年の日の悲歌が甦へる
ゆふぐれよりも早く
ぱらぱら何時かのように村は花を灯し
村はまた何かを悲しむであらう

こんなにも林の多い路だつたかと
少年の日のふるさとに――
傷心のわたしであつた



えあ草紙で読む

find えあ草紙・青空図書館に戻る

© 2019 Sato Kazuhiko