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水浴び
みずあび
作品ID55036
著者仲村 渠
文字遣い新字旧仮名
底本 「沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ」 国書刊行会
1991(平成3)年6月6日
入力者坂本真一
校正者良本典代
公開 / 更新2017-07-18 / 2017-07-17
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

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本文より


海水から金が採れるといふが地球全表面その三分の二の海から幾噸の金がにぎれるか
濡れ手に千金 それを湯水のやうに浪費せばたのしからん
水のやうに金をつかふ いや 躯いつぱい水を流せば水はぜいたくな幻想となりおれのてつぺんにぜにの音がはじけ散るよ
ありあまり溢れる量のやはらかく
水道の口金はじけ怒るごとく水の放出になにか溜飲のさがるやうす
水の鋼鉄にうなじを敲かし恣なるしばしのとき……



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