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さかほがひ
さかほがい
著者
文字遣い旧字旧仮名
底本 「上田敏詩集」 玄文社詩歌部
1923(大正12)年1月10日
入力者川山隆
校正者岡村和彦
公開 / 更新2013-04-01 / 2014-09-16
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より




阿古屋の珠を
溶きたる酒は
のこさで酌まむ。
ほせよさかづき
ほせよ、ほせよ、觴。
のめや、うたへや、
うたへや、のめや。
あゝ、おもしろ
あゝ、おもしろの
さかほがひ。


薫はたかき
さゆりの花は
かざしにさゝむ。
たをれ、かざしに、
たをれ、たをれ、[#挿絵]頭に
のめやうたへや、
うたへや、のめや。
あゝ、おもしろ、
あゝおもしろの
さかほがひ。


色さへ香さへ
妙なるひとを
あかずもこよひ
みるが樂しさ、
みるが、みるが樂しさ。
のめや、うたへや、
うたへや、のめや。
あゝおもしろ。
あゝおもしろの
さかほがひ。



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