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ごくあくウサギのものがたり
ごくあくウサギのものがたり
作品ID56842
原題THE STORY OF A FIERCE BAD RABBIT
著者ポター ビアトリクス
翻訳者大久保 ゆう
文字遣い新字新仮名
入力者大久保ゆう
校正者
公開 / 更新2014-06-03 / 2018-06-17
長さの目安約 2 ページ(500字/頁で計算)

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本文より


[#挿絵]
[#挿絵]

[#挿絵]
 こちらは ごくあくウサギ。 ほら、 げひんな おひげに するどい つめ、 それに あの さかだった しっぽ。

[#挿絵]
 こちらは おっとりウサギ。 てには おかあさんから もらった ニンジンです。

[#挿絵]
 わるウサギが ニンジンを ほしがりました。

[#挿絵]
 それで「ください」とも いわずに かっぱらって!

[#挿絵]
 しかも やさウサギを めためたに ひっかいたのです。

[#挿絵]
 やさウサギは ほうほうのていで、 あなに にげこみました。 しゅんと しています。

[#挿絵]
 こちらは てっぽうを かかえた にんげん。

[#挿絵]
 めのまえで ながいすに なにかが おすわりしています。 もしや かわった とりさんかな[#挿絵]

[#挿絵]
 にんげんが きのうらから そろり しのびよります。

[#挿絵]
 それから てっぽうを ぶっぱなす ―― ばーん!

[#挿絵]
 すると こうなりまして ――

[#挿絵]
 ところが ながいすの うえには きづけば これだけ。 てっぽうを てに かけよります。

[#挿絵]
 あなから ようすを うかがっていた やさウサギ ……

[#挿絵]
 …… そして めのさきには わるウサギが なみだ ぽろぽろ はしるさま ―― しっぽも ひげも ないままに!

(おしまい)



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