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草花日記
くさばなにっき
著者
文字遣い新字新仮名
底本 「左千夫全集 第二卷」 岩波書店
1976(昭和51)年11月25日
初出「ほとゝぎす 第四卷第一號」1900(明治33)年10月30日
入力者高瀬竜一
校正者岡村和彦
公開 / 更新2018-07-30 / 2018-06-27
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

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本文より


○九月十日 表具屋を呼びて是真筆朝顔の掛軸の表装仕直を命ず。
○十一日 萩見に行く。猶早し。法恩寺は二分、萩寺は三分。
○十二日 小雨、稍寒し。台子を出し風炉に火を入る。花買いに四目の花屋に行く。紫[#挿絵]と女郎花とを択びて携え帰る。茶を飲みながら兼題の歌、橋十首を作る。
○十三日 岡来る。共に香取を訪う。狭き庭の中垣ともいわず手水鉢ともいわず朝顔を這いつかせたり。蔓茘枝の花もまじり咲く。
○十四日 檜扇の花を植う。
○十五日 向島の百花園に行く。萩盛りなり。草花の数八百余種ありとぞ。
○十六日 根岸庵の万葉輪講会に行く。途に金杉の絵師某をおとずれて蓮の絵を見る。
明治33年10月『ほとゝぎす』
署名  本所 幸男



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