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わたしの好きな女優 淡島千景さん
わたしのすきなじょゆう あわしまちかげさん
作品ID61091
著者金森 徳次郎
文字遣い新字新仮名
底本 「週刊娯楽よみうり 臨時増刊」 読売新聞社
1955(昭和30)年12月30日
初出「週刊娯楽よみうり 臨時増刊」読売新聞社、1955(昭和30)年12月30日
入力者sogo
校正者The Creative CAT
公開 / 更新2022-02-16 / 2022-01-28
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

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本文より


 最近はほとんど映画を見てないんで、好きな女優といわれても困るね。若い人たちと違って映画を見る場合も、それに出てくる俳優よりも、やはりその映画全体のよしあしが目につくものだから、いまだに俳優の名前もほとんど知らないくらいなんだよ。
 まあ面と向かって話をしたり、握手をしたりすればまた別だがねなかなか[#「別だがねなかなか」はママ]図書館を訪ねてくれる女優さんもないからねえ。
 そうね、最近見たものでは「夫婦善哉」なんかはなかなか楽しめた映画だったね。わたし個人としては、ああいう夫婦生活のあり方には疑問を持つんだが、とにかく、ああした日本的な庶民生活の一面をよく現わしていて見る者の心にほのぼのとしたものを与えてくれる映画は楽しいね。とくに森繁君はうまいと思いましたね。それに相手の女優、そう、淡島君もなかなかよかったね。よく古い日本女性の型をやっていましたよ。まあ好ききらいは別として、いままでの女優さんの中では、あれだけ体当りの演技をやれる人は少ないんじゃあないかなあ。
(国会図書館長)=談=



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