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ねこばんばんせんせん
ねこばんばんせんせん
作品ID62765
原題Millions of Cats
著者ガアグ ワンダ
翻訳者大久保 ゆう
文字遣い新字新仮名
入力者大久保ゆう
校正者
公開 / 更新2025-12-24 / 2025-12-23
長さの目安約 7 ページ(500字/頁で計算)

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本文より

[#挿絵]
[#挿絵]

[#挿絵]
 むかしむかし あるところに ずいぶんな おじいさんと ずいぶんな おばあさんが おりました。 そのすまいは、 こぎれいな おうちで、 とぐちを のぞいて ぐるりと かだんが ございます。 ところが わびしい くらしなので、 しあわせな きもちには なれなかったのでした。
[#挿絵]
「ねこさえ いてくれりゃあねえ。」と おばあさんは ためいき。
「ねこ?」と おじいさんが たずねます。
「そう、 かわいらしい もふもふの こねこ 1ぴき。」と おばあさん。
「そんなら、 ちょっくら つかまえて こようかね。」と おじいさん。
[#挿絵]
[#挿絵]
 こうして でかけた おじいさん、 おかを いくつも のぼって ねこを さがしました。 ぎらぎらした おかから おかへ えいさ こらさ、 ひえびえした たにから たにへ えっちら おっちら。 えんえん ながなが あるきつづけて、 とうとう たどりついた おかには なんと いちめん ねこばかり。
[#挿絵]
ここも ねこ、 そこにも ねこ、
ねこ こねこ いたるところ、
ぞろぞろと ねこ、
わらわらと ねこ、
ねこ ばんばんせんせん、 おくせんまん、 おくちょうまん。
[#挿絵]
「おお。」と うれしい こえを はりあげる おじいさん。「これなら いちばん めんこい ねこを えらんで、 うちに つれて かえれるなあ!」そこで 1ぴき えらびました。 しろねこです。
[#挿絵]
 ところが かえりかけたところで、 またべつの しろくろのが めのまえに いて、 はじめのと おなじくらい かわいかったのです。 なので、 そのこも ひろいました。
[#挿絵]
 なのに そのあと めに とびこんできたのが さきに いた はいいろの ふわふわ こねこ。 どこもかしこも まえと まけないくらい かわいいものですから、 また そのこも ひろいました。
[#挿絵]
 そして ふと めにはいる かえりみちの かどのところの 1ぴき。 かわいすぎたので ほうっておけず、 そのこも またまた ひろいました。
[#挿絵]
 そのすぐあと むこうに おじいさんが みつけたのは たいへん うつくしい くろの こねこ。
「こいつを すておくなんて なが すたるってもんだ。」と おじいさん。 そこで やはり ひろいます。
[#挿絵]
 ふと そのさらにおく、 めのまえに あかちゃん とらのような ちゃいろと くろの しましま ねこ。
「まったく ひろうしか ないわい!」と こえを はりあげる おじいさん、 そのとおりに いたします。
[#挿絵]
 そうして なりゆきに まかせて、 おじいさんは みつけるたびに めのまえの ねこが かわいくて ほうっておけないと、 じぶんでも わからないまま ねこを みんな つ…

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