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干物
ひもの
著者
文字遣い新字旧仮名
底本 「中原中也詩集」 角川文庫、角川書店
1968(昭和43)年12月10日改版
入力者ゆうき
校正者木浦
公開 / 更新2013-04-16 / 2014-09-16
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


秋の日は、干物の匂ひがするよ

外苑の鋪道しろじろ、うちつづき、
千駄ヶ谷 森の梢のちろちろと
空を透かせて、われわれを
視守る 如し。

秋の日は、干物の匂ひがするよ

干物の、匂ひを嗅いで、うとうとと
秋蝉の鳴く声聞いて、われ睡る
人の世の、もの事すべて患らはし
匂を嗅いで睡ります、ひとびとよ、

秋の日は、干物の匂ひがするよ



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