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手紙
てがみ |
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作品ID | 51386 |
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副題 | 003 安政五年七月頃 坂本乙女あて 003 あんせいごねんしちがつごろ さかもとおとめあて |
著者 | 坂本 竜馬 Ⓦ |
文字遣い | 新字旧仮名 |
底本 |
「龍馬の手紙、宮地佐一郎」 講談社学術文庫、講談社 2003(平成15)年12月10日 |
入力者 | Yanajin33 |
校正者 | Hanren |
公開 / 更新 | 2010-08-06 / 2014-09-21 |
長さの目安 | 約 1 ページ(500字/頁で計算) |
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(表面)
此状もつて行者ニ、せんの大廻の荷のやり所がしれん言ハれんぞよ。
此勇(男)のに物ぢやあきに、状が龍馬から来たけんどまちがつたと御いゝ可レ被レ下候。
先便差出し申候しよふ婦(菖蒲)は皆々あり付申候よし、夫々に物も付(着)申候よし、其荷は赤岡村元作と申候ものゝにて候。此状もちて行くものニて御座候。めしをたいてもらい候者ニて候。誠ニよき者故よろしく御取成可レ被二成下一候。大いそぎにて候故、御すいりよふ(推量)/\。
此節は○がなく候故いけなく相成申候。私しかへりは今月の末より来初めにて候得共、御国へかへり候はひまどり可レ申と奉レ存候。又、明日は千葉へ、常州より無念流の試合斗り
(裏面)
申候。今夜竹刀小手(籠手)のつくらん故、いそがしく御状くは敷事かけ不レ申候。
かしこ/\/\
坂本龍