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手紙
てがみ
作品ID51412
副題020 慶応元年十月三日 池内蔵太あて
020 けいおうがんねんじゅうがつみっか いけくらたあて
著者坂本 竜馬
文字遣い新字旧仮名
底本 「龍馬の手紙、宮地佐一郎」 講談社学術文庫、講談社
2003(平成15)年12月10日
入力者Yanajin33
校正者Hanren
公開 / 更新2010-08-12 / 2014-09-21
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)

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本文より


去月二十九日上関に薩の小蝶丸にて参りたり。然るに此度の用事は云々、先づ京師のヨフスは去月十五日将軍上洛、二十一日、一、会、桑、暴に朝廷にせまり、追討の命をコフ。挙朝是にオソレユルス。諸藩さゝゆる者なし。唯薩独り論を立たり。其よしは将軍廿一日参内、其朝大久保尹君に論じ、同日二条殿に論じ、非義の勅下り候時は、薩は不レ奉と迄論じ上げたり。されども幕のコフ所にゆるせり。薩云々等朝に大典の破し事憤りて、兵を国より召上せ、既に京摂間に事あらんと。龍也此度山口に行、帰りに必ず面会、事により上に御同じ可レ仕候かとも存候。何れ近日、先は早々頓首。
三日
内蔵太 様
龍馬



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