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手紙
てがみ |
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作品ID | 51422 |
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副題 | 030 慶応二年三月八日 高松太郎あて 030 けいおうにねんさんがつようか たかまつたろうあて |
著者 | 坂本 竜馬 Ⓦ |
文字遣い | 新字旧仮名 |
底本 |
「龍馬の手紙、宮地佐一郎」 講談社学術文庫、講談社 2003(平成15)年12月10日 |
入力者 | Yanajin33 |
校正者 | Hanren |
公開 / 更新 | 2010-08-18 / 2014-09-21 |
長さの目安 | 約 1 ページ(500字/頁で計算) |
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細左馬事、兼而海軍の志在、曽而馬関を龍と同伴ニて上京致候。在レ故て薩に下らんとす。
今幸ニ太郎兄が帰長の事を聞ク。今なれバ彼ユニヲンに左馬をのせ候ても宜かるべく、左馬事ハ海軍の事ニハ今ハ不幸者と雖ども、度[#挿絵]戦争致候ものなれバ、随分後にハ頼も敷ものとも相成候べしと楽居候。
もしユニヲンのつがふが宜しいとなれバ、西吉、小大夫の方ハ拙者より申談候てつがふ宜く候。
能御考可レ被レ下候。
早々頓首[#挿絵]。
八日
龍
此書錦戸ニ頼ミ遣ス。
但シ太郎ハ又変名在レ之。
多賀松太郎様
龍