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手紙
てがみ |
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作品ID | 51844 |
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副題 | 061 慶応三年四月七日 坂本乙女あて 061 けいおうさんねんしがつなのか さかもとおとめあて |
著者 | 坂本 竜馬 Ⓦ |
文字遣い | 新字旧仮名 |
底本 |
「龍馬の手紙、宮地佐一郎」 講談社学術文庫、講談社 2003(平成15)年12月10日 |
入力者 | Yanajin33 |
校正者 | Hanren |
公開 / 更新 | 2010-09-09 / 2014-09-21 |
長さの目安 | 約 1 ページ(500字/頁で計算) |
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私しが土佐に帰りたりときくと、幕吏が大恐れぞ、はやきおもみ申候。四方の浪人らがたずねてきて、どふもおかしい。近日京ニ後藤庄次郎どのおらんと思ひ候。其時ハ伏見の寺田やでやどかり、伏見奉行をおそれさしてやろふとぞんじおり候。
何かさしあげ度候得ども、鳥渡これなく白がねきひときさしあげ候。
御めしものニ被レ成候得バ、ありがたし。かしく。
四月七日
龍馬
乙様