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秋日行語
しゅうじつこうご
副題〔ちまた、ちまたを歩むとも〕
〔ちまた、ちまたをあゆむとも〕
著者
文字遣い旧字旧仮名
底本 「萩原朔太郎全集 第三卷」 筑摩書房
1977(昭和52)年5月30日
入力者kompass
校正者小林繁雄
公開 / 更新2011-08-07 / 2014-09-16
長さの目安約 1 ページ(500字/頁で計算)
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本文より


ちまた、ちまたを歩むとも
ちまた、ちまたに散らばへる
秋の光をいかにせむ
たそがれどきのさしぐめる
我が愁をばいかにせむ

捨身に思ふ我が身こそ
びいどろ造りと成りてまし
うすき女の移り香も
今朝の野分に吹き散りて
水は涼しく流れたり
薄荷に似たるうす涙



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